もじゃもじゃのっぽの日記30代、朝は見た目チンピラ・昼はIT・夜は恐妻家。かなり年下の嫁に頭が上がらない、そんな通信大学生の日記
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水の中で グ貂Ver
水の中で ヽ里Verを読む
水の中で ^貂Verを読む 水の中で◆ヽ里Verを読む 水の中で◆^貂Verを読む 水の中で 絵里Verを読む 水の中で 一哉Verを読む 水の中でぁヽ里Verを読む 水の中でぁ^貂Verを読む 2005年 8月27日 PM22:55 絵里は小刻みに泣いている。 絵里の手がシャツの背中の部分を掴んでる。 それがとてもいじらしかった。 ふと背中に回された絵里の手が離れた。 絵里「よし!」 そういうと絵里は勢い良く顔を上げ距離を取った。 絵里「泣き虫終了だ!」 少し面食らったが、絵里の少し化粧の崩れた顔は晴れやかだった。 絵里「なんか私、今日泣き虫だね〜」 一哉「いつもは違うの?」 絵里「全然違うよ〜映画とか見ちゃうと泣いちゃうけど、自分の事で人前では泣かないよ〜」 一哉「へ〜そうなんだ、僕泣いたのいつ以来だろ?」 随分長い事泣いていない。 泣かないように我慢した覚えも無い。 絵里「一哉泣かなそうだね〜」 絵里は笑いながら言った。 一哉「そうかも・・・・」 一哉「でも、泣かない代わりに逃げ出すかな・・・」 一哉「人の隣りに立ったり、計られないようにいつも逃げるかな♪」 絵里は黙って聞いている。 一哉「プライドだけ人の何倍もあって、自分が周りに思って欲しい自分じゃ無いのを、知られるのが怖いんだ。 本当は何も持っていないのに、何でも持っているように見せたくて。」 一哉「何もないから、足らない物をさ〜平気で嘘で取り繕うの。頭悪いよね♪」 不思議だった。 今まで誰にも話してない。 いや、きっと自分でも自覚したくない事を、絵里に話していた。 自分が嘘まで付いて誰にも言わなかった事を話した。 多分絵里に許容して欲しかったのだと思う。 自分の嫌いな所・情けない所・そして臆病なところを。 きっと絵里との時間で自信が少し持てたのだと思う。 嘘の無い自分に。 一呼吸入れて大きな声で絵里は言った。 絵里「じゃ〜今私の前の一哉は、何%の嘘っ子一哉なの〜?」 そういわれると困った。 さっき迄は嘘の無い相手と確信していたが、改めて言われると自信が揺らいだ。 何より、0%と答えるのが恥ずかしいのもある。 一哉「数字じゃ解らないけど、きっと今までたくさん話してきた人間の中で、一番正直でいれる。」 絵里が笑顔になった。 絵里「うん、嘘っ子20%と仮定しても、一哉は十分いい男だよ♪」 絵里「こんな年上のお姉さまがグラッとくるくらいにね♪良いモンもってるぜ♪」 告白かと思った。 でも絵里の笑顔を見たら違うという事を確信した。 少し残念だったけど、〔それでいい〕と思った。 何より絵里から信頼されて好かれてる。それだけでなんだか満たされた。 一哉「ありがとう・・・」 本当にそう思った。 それから暫らくプールサイドに腰をかけて絵里と話した。 以前と違ったのは僕が一方的に話した。 自分でも驚くほど何でも喋った。 美術室にあった絵のピアノは本当は実在しない事。 本当はパソコンなんてネットくらいしか出来ないのに、 なんでも出来るように振舞っていた事。 そんな過去の自分の嘘の暴露話しをしていた。 自分でもなんだか面白くなり、面白おかしく話した。 絵里も笑って聞いてくれていた。 途中で自分の声の大きさにびっくりした。 でも、今抱えている問題。学校の問題は話さなかった。 多分意図的に話さなかったのだと思う。 いつのまにか二人はプールサイドで、両足を水に浸し仰向けになっていた。 絵里「さてさて」 絵里は体を起こし立ち上がりゆっくりとプールサイドを歩き出した。 僕はまだ仰向けになっている。 絵里が1周して戻ってきた。 僕も立ち上がる。 絵里「さてさて、どうしようかな〜」 一哉「何が?」 僕も絵里の右側を一緒に歩きだした。 絵里「ん〜とね〜、これから」 一哉「これから?」 絵里「そう、これから、私は何をしようかな〜って」 一哉「旦那さんは?」 絵里「う〜ん、今ははっきりと解らないけど戻るべきではないと思うんだよね〜」 一哉「そっか・・」 絵里「どうしよう、私主婦辞めたら何も残らない?♪」 絵里「家事以外の楽しみも、彼の仕事手伝ったりとかだし」 一哉「先生なっちゃえば?あるんでしょ?教員免許。」 絵里「美術は好きだけどね〜教える位なら自分でやりたくなっちゃうかも。」 一哉「じゃぁやっちゃえば?自分で・・」 一瞬絵里の歩みが止まったが何事も無いように歩きだした。 絵里「なんか、怖いんだよね。」 絵里「この手が事故前と変わっちゃったって認識するのが。」 絵里「思いどうりに動かなくて、自分が作りたい物はもう作れないって認めたくないの」 僕は歩きながら考えた。 そして決意した。 一哉「そっか〜、会ってみれば?」 絵里「え?誰に?彼に?」 一哉「違う」 僕は勢い良く絵里の肩を押し飛ばした。 バランスを一気に失った絵里の上半身はプールに向かって傾いていく。 絵里は落ちなかった。 絵里「ちょっと〜!なにす・・・・」 絵里は途中で言葉を失った。 今にも落ちそうな絵里の体を、絵里の右手が僕の腕を掴んで支えていた。 一哉「絵里が思っている以上に、その右手は信頼できると思うよ。」 聞こえているかは解らない。 絵里は自分の手をただ、ずっと見つめていた。 見つめている絵里の眼に涙が貯まっている。 次第に大粒の涙が零れ落ち、それは滝のように流れ落ちた。 ずっと自分の右手を見ながら涙を流している。 絵里がチラッと僕の顔を見た。 ゆっくり左手を右手に添える。 そしてゆっくり僕の腕を左手も掴んだ。 僕の顔を潤んだ瞳で見つめる。 絵里の口元が笑った。 そして、勢い良く引っ張られた。 二人とも派手にプールに落ちた。 絵里「このヤロー!何度も年上の女泣かせやがって〜」 絵里は僕にしがみつき水の中に沈めようとした。 僕は振り払って逃げた。 泳いで逃げた。 服を着たままだと泳ぎにくい。 絵里は泳いでいるのか、歩いているのか、溺れているのかわからない状態で追ってきた。 ある程度差が付くと僕は逃げるのを辞めた。 絵里「芹沢一哉〜〜〜〜!!!!」 僕は黙っている。 絵里「ありがと〜!!!」 一哉「どういたしまして〜!!!」 ゆっくり絵里が近寄ってくる。 絵里「あのね・・・一哉君・・お礼がしたいんだ・・そっちにいっていい?」 心臓の位置がハッキリ解るほどの鼓動がした。 絵里は節目がちに近づいてくる。 僕は頭の中で色々なお礼を想像し駆け巡った。 絵里の目がウルウルしている。 両手が首に伸びてきた。 至近距離の絵里の顔がとても色っぽかった。 絵里の顔が近づいてくる。 首にあった手の片方が頭にまわる。 そして・・・・ 勢い良く水の中に沈められた。 絵里「おほほほほ、お色気作戦大成功ですわ〜♪」 本当にムッとした。 期待していただけにムッとした。 僕は水の中に沈められながら、絵里の足を両手ですくった。 絵里は見事に水中に沈んだ。 二人で勢い良く水面に顔を出す。 絵里の顔は貞子のようになっていた。 とても恐ろしい状態だった。 一哉「貞子だ〜!」 逃げる! 絵里「ぐっへっへ♪」 追いかける絵里! 逃げる! 絵里「うひっひ〜♪」 そんな事をしながら暫らく遊んでいた。 2005年 8月28日 PM00:00 たくさんの星が空にある。 たくさんの星がユラユラと揺れている。 僕は水面で仰向けになっている。 今僕の左手は絵里の手が握られている。 たまに相手の意識があるのを確認するかのように軽く握り合う。 この時きっとお互い全く別の事を考えていたと思う。 僕は絵里を出会ってからの数日を思い出した。 あの晩の街中の家電を破壊した落雷。 街中に大損害を与えた落雷が、たった一つだけ僕にいい事をしてくれた。 そのたった一つを与えてもらうと、 それをきっかけに今までに経験したこと無い体験が訪れた。 初めて見た生の女性の裸。 その女性と裸で学校中を走り回り、 顔面を殴打され、 膝枕したり、されたり。 そして初めて声を荒げて言葉を選ばすぶつけたり、 本当に何も無い自分の姿をさらけ出した。 そして今こうして手を繋いで二人で水面に漂っている。 落雷があるまでは想像も出来ない状況だ。 登校しなくなってからの僕の世界は6畳だった。 そこで一日のほぼ全てが行われ、 そこから見えるのは壁と天井とブラウン管だけだった。 僕の世界はたった6畳だった。 でも今こうして手を繋いでいる女性、絵里と出会って。 絵里と出会い色々な事が起きて、僕は6畳から抜け出した。 大袈裟な話しだが、 それは僕にとって世界中を一人旅したかのような充実感と達成感を感じていた。 これから色々な事が待っている気がして、楽しみで仕方がない。 またピアノをやろう。 また学校に通ってみよう。 色んな物を見たり触ったりしよう。 そう、色々な希望がこみ上げていた。 そう思えるきっかけ、間違いなく絵里だ。 でも絵里の何が? 言葉では表現できない。 けど絵里の何かが僕を変えた。 横に浮かんでいる絵里を見る。 絵里はまるで僕なんかいないかのように、 静かに・リラックスした表情で空を見ている。 美術室でも思ったが、月明かりに照らされる絵里はとても綺麗だ。 絵里が与えてくれた物を相変わらず言葉で表現できない。 でも言葉はどうでもいいと思った。 そこにあるは確かな事だ。 僕はきっと絵里を忘れない。 それから暫らく星を見ていた。 もしかしたら何も考えていなかったかもしれない程、星だけを見ていた。 絵里「ねぇ一哉」 びっくりした。 変な話しだけど、隣りにいる絵里は話さないものだと思っていた。 一哉「なに?」 絵里の方に目を向けた、絵里は空を見ながら話している。 絵里「一哉は彼女とかいた?」 嫌な質問だった。 夢見心地の気分から一瞬現実に引き戻された。 一哉「いないよ」 絵里「好きな人は?」 一哉「いないよ」 絵里「そっかぁ・・・・」 絵里はゆっくり握っている手を離した。絵里の方を向いた。 絵里はプールに静かに沈んでいく。 一瞬死んだかと思った。 絵里は水中で泳いでいる。 僕は放っておいて空を見た。 数秒後頭の上に絵里が浮上してきた。 貞子だった。 でもすぐに髪をかき上げていつもどうりの絵里の顔がそこにはあった。 絵里はニヤリと笑う。 僕は何とも思わなかった。 絵里の手が僕の頭を支えた。 そして絵里の顔がぼくの顔に被さってくる。 絵里の唇が僕の唇に触れた。 訳が解らなかった。 絵里「いただき!」 絵里は勢い良く背中を向けた。 僕は意味が解らなかったが、水面に浮いている場合ではないというのは解った。 絵里は背中を向けながら話し出した。 絵里「私はさ〜きっと一哉のこと忘れないと思うのね、」 絵里「私の大切な物見つけてくれた人だから。」 絵里「でも一哉はこれからドンドン楽しい事や、ドキドキする事が起きて、私の事を忘れちゃうかもじゃん?」 絵里「なんかそれはずるいな〜っと思って・・・頂いてみました♪」 絵里「これで5年は覚えていてくれるかな〜って♪」 絵里の話しを聞いているうちに、自分の身に起きた事を理解した。 僕はファーストキスという奴を奪われたようだ。 あまりに不意に起きた事で、ドキドキも何も無かったが、今更ドキドキし始めた。 絵里はまだ背中を向けている。 一哉「きっとちゃんと覚えているよ」 絵里「だといいけどね〜♪」 相変わらず背中を向けている。 僕は絵里の両脇腹を指で突っつく。 絵里「んぁ・・・・」 絵里の顔がこちらに向いた。 僕はすかさず、絵里の唇に自分の唇を当てた。 絵里は放心状態だ。 突くまではそういう事をしようと思っていなかったが、顔を見たらしていた。 一哉「その・・・これで10年は忘れない・・・」 絵里は放心状態から徐々に表情を取り戻し、吹き出した。 僕も笑うしか無かったので一緒に笑った。 それから絵里はムキになったかのように、180年は忘れないようにしてくれた。 絵里「ふっふっふ、たくさん奪ってやったわ!」 一哉「なんかホントに鮮やかにファーストキスは奪われたな」 絵里「私も初めてよ♪」 一哉「嘘だー!」 絵里「ファースト浮気!」 笑い事ではないがおかしかった。 僕のファーストキスは人妻だった。 一頻りのジャレ合いが終わり、プールサイドに二人で座っていた。 流石に熱帯夜だ。びしょ濡れの服でも一切寒さを感じない。 とても晴れやかな気持ちだ。 一哉「もうすぐ夏休み終わるな〜」 絵里「あ、そっかもうすぐ9月だもんね〜」 一哉「引きこもっていたから、その前から夏休みみたいなもんだけどね」 一哉「そうだ、さっき彼女いるか?って聞いたでしょ?」 絵里「うん」 一哉「その事で、嘘付いて、居場所無くなってひきこもっていたんだ」 絵里「へ〜どんな〜?」 一哉「俺にはモデルの彼女がいる!って♪」 絵里「そりゃキツイ!(笑)」 一哉「ほんと、バレバレの嘘だよね〜、でも9月になったら学校行こう。」 一哉「今なら自分の嘘も、それに対する周りの反応もたいした事では無いって気がしてきたから」 絵里「ふむふむ」 絵里は何か考えている。 絵里「そうだね、嘘は精算しないとね♪」 絵里は笑いながら話した。 続く コメント
No title
ムハーッ!
一哉くーん。キミ何歳じゃーっ?! いやぁなんかいい関係ですなぁ。二人は。 空を見上げてる時に絵里が何を考えてたのか早く読みたいよ〜ん♪ No title
すでに前半からなんか自分とかぶって泣けた。
もじゃともね。 読んでると,もじゃんと奥さんの関係がぽや〜って 出てきて一哉がもじゃんになってた^^ すっごい良かった。 やっと前進しだしたね一哉。ガンバ〜! ワク×2
イイかんじですね。読んでて楽しいし、忘れてた気持ちを思い出しました^^
エリちゃん、楽しみです〜 >>カラバシュさん
コメントありがとうございます。
プラトニックから逸脱するのはいつだって大人の方からですw 一哉君14歳らしさがドンドン消えているのは自覚しておりますw >>サユ
書いた本人が言うのもあれですけど・・・・
一哉、絶対中2じゃね〜なと思う。 もっともっと不器用な子にすれば良かった。 そう、俺みたいにね。 グフw >>jhonkosuさん
ホント、不器用な時代の異性とのあれやこれやってスッゴイ胃が痛くなったのを覚えてきます。
初恋はまささしく胃酸の味です。
ずっと読みたい!!って思っててやっと今全部読めました☆
なんだか久々にキュンキュンってさせていただきました((*´∀`)) 一哉に恋してしまったかも”笑 >>ァイつぁん
こんばんわ〜、ァイさん一気読みしてくれてありがとうね^−^
かなり誤字もあるから読みづらかったと思う。 それなのに読んでくれて感謝です。 もうかなり更新してないからソロソロ書こうかな〜って思ってます。 お話しは大筋で出来ているからあとは書くだけかな? とにかく読んでくれて嬉しいです。 無理やりTOP記事にしていてよかったw
早く続き読みたいです^^
楽しみにしてますね☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆ もじゃさんやっぱり天才です(*´∀`人) >>ァイさん
こんちわ〜今月中には更新しようと思ってます。
待っている人がいると書き概もあります! トラックバック
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