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シベ君の正義

シベ君の葛藤の続き

一緒に逃げ遅れた友達の名前は覚えてませんが、捕まった瞬間から凄い勢いで泣いてました。
6年生の中の一際でかい男が、
「ここは俺たちが去年から使ってるんだ・・・」
見たいな事を言ってました。
そして、「誰がここに勝手にこんなの作ったんだ・・・」
見たいな事を言って、一緒に捕まった奴が、あっさり俺が立てたと言いました。
一緒に捕まった奴は解放されました。

私は相変わらず、監禁中です。
その間何を言われたか覚えてないですが、最終的に6年生達は基地を破壊し始めました。
一生懸命作った秘密基地が、目の前で面白半分に壊されてきます。
とてもとても悔しかったのですが何も出来ませんでした。
どうやら、何もかも壊さないと気がすまないみたいで、
自分たちで持ってきたであろうタンスやベットまで破壊しました。
最後にシベ君が高い木にくくり付けたロープ(ブルーシートを固定していた)だけ残りました。
6年生の中の一人が
「お前がほどいて来い」
と言い。木に登らされました。
なんとか木に登れたのですが、結び目が硬すぎて解けませんでした。
6年の中の一人が木の上にいる私に、せかす様に石を投げつけ始めました。
回りも便乗して石を投げ出しました。
私はとうとう我慢できずに泣き出しました。
怖くて・痛くて・悔しくて泣きました。
木にしがみつき、顔を木にこすりつけながら泣きました。
それからどのくらいの時間か解りませんが、
文字では表現できない叫び声が、物凄い大きな音を上げて近づいてきました。
顔を上げるとシベ君が20メートル位先から凄い勢いで走ってきました。

ただでさえ声のでかいシベ君が、聞いたことも無い大きな声をあげながら6年生達めがけて突進してました。
シベ君とは遊ぶ約束していないので、きっと一人で基地に来たんだと思います。
一番手前にいた6年生に殴りかかり、シベ君はそいつの腕に噛み付きました。
そいつの腕からかなり血が流れてました。
勿論シベ君は捕まりボコボコにされました。
シベ君の目は校庭で見た時と同じように悔しさで目が真っ赤でした。
シベ君はあきらめませんでした。
絶対におとなしくなる事がありませんでした。
最終的に1番でかい奴がシベ君に馬乗りになることで何とかシベ君を抑えてました。
噛み付かれて血を流している6年生が不機嫌そうに私に石を投げてきました。
見事顔面に当たり私はまた泣きました。

その直後シベ君は一層大きな叫び声を挙げて、上に乗っていた6年生を払いのけ基地の入り口の方へ走っていきました。
6年生達はシベ君が逃げたと思いみんなで笑ってました。
私も逃げたと思いました。
しかし数秒で、今度は無言で走って戻ってきました。
シベ君の手には細い鉄パイプが握られてました。

その鉄パイプは、森を探検する時に(武器)として振り回して遊んでいたものです。

その鉄パイプを持って、私に石を投げた奴めがけて突進してました。
しかしその前に取り押さえられ、シベ君は一層ボコボコにされました。

6年生は面白がって私に石を投げました。
鈍い音がするたんびにシベ君は叫び声を挙げました。
そんなシベ君を6年生達は面白がってました。
最後は木から引きずり下ろされ、同じように殴られました。
シベ君に噛まれた奴は最後までしつこく殴ってました。
暫くすると、6年生達は引き上げ、
私と同じように団子虫のような形になっているシベ君と目が合いました。
シベ君の顔は、血だらけの泥だらけで葉っぱとか凄かったです。
全然私よりも怪我してます。

私はその時シベ君の行動に感動・感謝とにかくたくさんの強い気持ちを持ていたはずなのに。
なんの感謝の気持ちもいえませんでした。
シベ君を家までおくり、
「じゃぁね」みたいな別れの挨拶をしました。
シベ君は何も言いませんでしたが、笑って手だけ振ってくれました。

それがシベ君との最後のコミュニケーションでした。
(続く)
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